おきました おけました おさまりました
タイトルの通り、4.5畳(しかも和室)の部屋にグランドピアノのC3を設置しました。
絶対に無理でしょうと思っていたので、娘にも「諦めてC2にしよう」と何度も諭すこと数か月。更にC2を探すこと数か月。やっぱり押入れをぶち抜いてでもC3が欲しいと何度も計測しては、首をひねって、
360度くらい回転して元に戻ったんじゃあないか。という程に迷った挙句にC3を購入しました。更に更に押入れぶち抜き案も白紙にして、4.5畳に設置した話です。
(もう全部言っちゃったけど、続きます。)
なぜこんなに迷うのかと言うと、当然、購入してから置けない!とか、狭すぎて椅子が引けない!などという事態になってしまっては、149cm×186cmという大物だけに、大変困った事になってしまうからです。
又、リビングに設置しても良いのでは?とも考えましたが、これからの練習の事を考えると練習に集中出来ない事と、防音の関係から、リビングは止めておいた方がいいとの助言も頂きましたので、そちらも諦めました。
4.5畳和室 グランドピアノでは何度も検索し、ヤマハのホームページ内にある設置シュミレーションも何度も試みました。(何度見ても同じなんですけどね・・・ )
そもそも、他の方達がどの様な配置で、この様な大きな楽器を自宅に収めているのか?
目にする機会はあっても、決まって大きな部屋だった様な気がします。
狭い部屋にピアノで思いつくと言えば、上野樹里主演のドラマ”のだめカンタービレ”の、のだめの部屋位でした。
そして、やっぱり無理だろう設計図を作成して夫に提案してみた所、大反対の上、部屋から出て(リビングに椅子を置いて)弾けばいいじゃないかと、イヤとも斬新な案を出してきたのでした。
という結論に至ったのでした。ちなみに先出しで記述しました通り、我が家の和室は4.5畳の和室で、1.5畳の押入れが付いたタイプの間取りです。こうなったら当然、押入れをつぶす覚悟もしており、押入れを潰して改装する場合のシュミレーションまでも考え、確かに敷居は跨ぐものだけど・・・
いやいやいや。「敷居は跨げ」とは言うけれど、跨いで弾くのはちょっと・・・イヤ
。この敷居をまたぐという斬新すぎる案がどうしても生理的に受け入れられなかった私は、何度も計測を重ねたのですが、何度図っても、どう頑張っても椅子が少しだけ部屋からはみ出る様な気がするのです。恐らく10cm位飛び出るだろうと、いつも座っている状態での椅子とピアノとの距離も何度もしつこく確認をしました。
左の図が理想なのだけど、何度図っても椅子を引いて演奏する時の、椅子とピアノとの距離を加算すると、どうしても部屋から出てしまう・・・。
4,5畳も色々なサイズがあるかも知れないと、探せど探せど、斜めに設置している写真は見かけても、壁に平行に設置している写真を探し出せず。もう敷居をまたぐ斬新すぎる案しかないのかと次第に諦めモードに・・・。
そして、それでも良いか。と敷居をまたぐ斬新すぎる案を受け入れて設置する事にしたのでした。練習する時に敷居をまたぐだけ。普段は椅子を部屋に収めよう。と。仕方がない。娘の練習の為だ。
敷居をまたぐのはどうしても受け入れられないけど練習の時だけだ。受け入れよう。と、
私だけ相当な覚悟で、娘の希望のC3サイズのグランドピアノをお迎えする事にしたのでした。
結局、グランドピアノC3を置くには何メートル必要なのか?
そして、搬出入の日。6年間お世話になったアップライトピアノにお別れを告げました。YUS3というアップライトピアノで私の中ではかなり好きな音のピアノでした。
4,5畳という手狭な部屋だからと選んだピアノでしたので、まさかグランドピアノに買い替える事になるとは。それもこの部屋に・・・全く想像もしていませんでした。
正直、もの凄く勿体ない買い物してしまいました
ただ、娘がグランドピアノが必要となるまで、ピアノを続けているという事は嬉しい事です。
さて、今回
購入したピアノのサイズは149cm×186cm、
一緒についてきた椅子のサイズは、34cm×63cm。
和室の畳部分のサイズは、258cm×258㎝です。
トムソン椅子だと、余裕を持って普通に座り演奏出来ますが、壁との距離はぴったり余裕なし。
横長の高低自在椅子だと5㎝程のゆとりをもって設置出来るという事が判明しました。
トムソン椅子をずっと使用しておりそれで計測していた事と、壁との隙間を10㎝開けて計算していたので部屋からはみ出てしまう計算になっていましたが、壁からの距離を、7㎝にし、高低自在椅子(コンサート会場で置いてある豪華過ぎる物でなければ)なら5cm程の余裕をもって置く事が出来ました。
確かに、よく見ると背もたれ付きの椅子は背もたれの反り返り分が幅を利かせていました。更に、背もたれの無い高低自在椅子の方がクッション性が良く、長時間の演奏が疲れないという事で今後はそちらを使用するという事で、全てが上手い具合に収まってくれました。
もう一点、心配していた音響についてですが、壁のギリギリに設置することを考慮してピアノとの接地面脇と壁際のみ防音材を設置しました。初期段階でかなり心配していた響きについてですが、部屋の大きさとピアノとの兼ね合いを考慮し一応、フロントパネルまろやかを購入しました。
結果、防音材の効果なのか、音の大きさは今までとさほど変わらないという事が分かりました。但し、屋根を開けると皆が気付く位に音が大きくなる様に思いますので、万年綴じ蓋確定です。
幸いにも畳の部屋なので4.5畳にグランドピアノを設置しても耐えられる、音の減衰が起きているのだろうと思います。
今回は、防音室のアビテックス並みにぴったりと収まりました。というご報告でした。
背もたれの無い高低自在椅子と、グランドピアノC3は、258cmにぴったりと収まって椅子とピアノとの間隔も、十分な余裕がありました。凄く大柄な方ですと若干狭く感じる可能性はあります。
因みに上の写真の壁の防音材は約5cmで、防音材とピアノとの隙間は約2センチです。どなたかの参考になりましたら幸いです。
▲理想的な部屋をAIで生成してみた。冷暖房が利かなそうだけど・・・ステキ
今回のお部屋大改装で私は部屋を失うことになりました。このアップライトを設置していた部屋は、私の書斎部屋だったのです。この後、この部屋を追い出された私は、ダイニングの片隅に書斎を移動する事になりました。よろしければ続きも見ていって下さい。