ピアノの練習時間と効果的なサポートについて
以前、心に刺さった名言。
サポートにおいて最も大切なことは、
子供の才能を潰さない事だ
これ、すごく深い。
今まで沢山、我が子の才能を潰しちゃてるんだろうな。
なんて、反省させられます。
今回は、この子供の才能を潰さないサポートについて、
以下の海外サイトで公開されてる効果的なピアノ学習についての記事をご紹介しつつ、
練習のアイデアをまとめてみました。
参照元:crosseyedpianist.com
参照元:hoffmanacademy.com
毎日の練習を習慣化させたい
どのくらいの練習時間が適切か知りたい
ゲーム感覚で楽しく練習させたい
他の子と比べずに成長を見守りたい
という方に、とても有益な情報だと思います。
ピアノの練習の基本となる考え方
練習時間と構成
The Cross-Eyed Pianist は
「プラクティス・スナッキング(練習のスナック化)」という概念を提唱し、
短く集中した練習セッションを推奨しています。
この方法では、長時間の練習よりも短時間で定期的に行うほうが効果的で、
集中力を維持し、疲労を防ぐことができるとされています。
よくあるミスを避ける
Piano Career Academy は、
ピアノ練習における一般的な落とし穴を指摘しています。
例えば、姿勢の悪さ、左手の練習不足、非効率な練習方法などです。
これらを改善することで、より効果的で楽しい練習が可能になります。
楽しく練習する方法
Hoffman Academy は、
特に初心者向けに楽しく練習するための戦略を提供しています。
ゲームを取り入れる、小さな目標を設定する、ポジティブな姿勢を保つことが、
モチベーションを維持し、音楽を好きになる鍵となります。
これらのアプローチを組み合わせることで、練習の質を向上させ、
より効果的に音楽のスキルを伸ばすことができます。
練習時間の目安
短時間の集中練習:『The Cross-Eyed Pianist』では、長時間の練習よりも、
10~15分程度の短い練習を複数回行うのが効果的であると紹介されています。
幼児期(3~6歳)
練習時間:集中力が限られているため、1回10~15分程度
ポイント:練習というより、ピアノに触れる時間を持ち、音楽への興味を育むことを重視
小学生(7~12歳)
練習時間:1回15分~30分程度
ポイント:基礎的なテクニックや音楽理論の習得に適した時期であり、練習時間を徐々に増やし、集中力を維持するために適度な休憩を取り入れます。
中高生(13~18歳)
練習時間:1回30~60分程度を目安に、週に5~7回の練習が推奨されます。
ポイント:演奏技術や表現力の向上を目指し、多様なジャンルの楽曲に挑戦します。
これらはあくまで一般的な目安であり、子供の個性や生活リズムに合わせて柔軟に調整することが大切です。また、練習の質を高めるためには、適切な環境づくりやモチベーションの維持が重要です。
参照元:crosseyedpianist.com
参照元:hoffmanacademy.com
子供のピアノ学習、親はどう関わるべき?効果的だったサポート
プラクティス・スナッキング(練習のスナック化)の実践
小さいころから音楽が好きだった。
だからピアノを習い始めた。
それが、いつの間にか、練習を面倒くさがる様になり。
厳しくするとやる気をなくし、
放任すぎると進歩が見えづらく…気付けばやってない。
こちらが頑張る程に募るイライラ。
15分なんて、楽しくできればあっという間のはずなのに、
私は何を求めていたんだろう。
先ずはこれだけでいいんだと、少し心が軽くなり、
子供が自発的にピアノを弾くようになるために始めた習慣。
自宅練習が必要な習い事、すべてに応用可能な方法だろう。
朝5分から始めた。
試行錯誤の末、上記の方法を実践しました。
ピアノは長く続ける事で、日本語を読むように楽譜が読める様になりました。
そうなってこそ、一生楽しめる趣味。
我が家は、そこを目標にしていました。
どんな習い事でも、ある程度の技術を習得して楽しめるようになって欲しい。
それこそが、習い事の良さかなと思う。
だから、「今週はあまり弾かなかったな…」という週があっても大丈夫だ!
焦らず、子供のペースで。
本人にとって、練習が日課として定着するまで。
先ずは、ピアノを「日常の一部」にする為にまずは5分鍵盤に触れることを目標しました。
寧ろ、それ以上、触らせないくらいに終わらせていました。
▶朝のルーティーンや、おやつの前など、決まった時間に軽く弾く習慣を作る。
▶短時間でもOK:「30分やらなきゃダメ!」ではなく、触ればOK!
という言葉を参考に、
我が家では、ピアノを生活の一部にする為、朝食を待つ時間と、
幼稚園のバスを待つ時間をピアノ時間にすることにしました。
小学生になってからは、朝六時半から七時までを練習に充てていました。帰宅後は気が向いた時間に練習していましたが、曲が長くなるにしたがって、少しずつ時間も増えて行きました。
シール帳を1曲に1冊用意した。
到達目標▶子供がピアノの練習を自発的に続けるために大切な「楽しい!」という気持と、一曲弾けるようになる為に沢山の練習が必要だという事を”見える化”させる。
ちょっとした達成感があると続きやすい。
そのための効果的な方法に
「シール」
「ちょっとしたごほうび」
など、ゲーム感覚で達成感を味わえる方法がありますが、
ピアノの練習では、この”シール集め”が思いの外、親和性があるなと思いました。
シール帳を1曲に1冊用意して、短い練習でも何でも、一回につき、1枚シールを貼る。
という方法を実践しました。
ピアノの頑張りが”見える化”されることで、
この一曲を仕上げるのに、こんなに練習したんだ
これだけ(シールの数だけ)練習したから、この曲が弾けたんだ
と、練習すれば出来る、練習しなければ出来ない。
という事実を腹落ちさせる事が出来ました。
シールを使った方法はとてもオーソドックスでシンプルですが、
子供のやる気を引き出す効果が抜群でした。
シールを使うアイデアはこの他にも、
曲ごとにシールを貼る1曲完成するごとにお気に入りのシールを貼る。
特別なシールを用意する例えば「10日連続で弾いたらキラキラシール!」など、特別なシールを用意すると、子供のモチベーションがさらに上がる。
等々、皆さん色々工夫されていますね。
その他のやる気アップの為のアイデアまとめ
好きなおやつを食べられる(「練習が終わったら一緒におやつタイム!」)
お楽しみ時間を増やす(「今日は好きな絵本を1冊多く読んでいいよ!」)
ミニガチャガチャを用意する(カプセルに小さなメッセージやシールを入れておく)
家族でプチコンサートを開く(「今日はみんなであなたの演奏を聴くよ!」)
あくまで「楽しいからピアノに向かいたくなる」環境を作ることを皆さん意識されている様子です。
親子で楽しみながら、音楽のある生活を育んでいきたいですね!
🎵 環境づくりで出来る事まとめ
ピアノをリビングなど家族のいる場所に置く
→ 孤独を感じず、自然と触れる機会が増える。
ピアノの上に楽譜や好きな曲を置いておく
→ 目に入ると「ちょっと弾いてみようかな」と思いやすい。
ピアノの近くにおもちゃやぬいぐるみを置く
→ 小さい子なら「ぬいぐるみに聴かせる」という遊び感覚が生まれる。
弾きたくなる工夫まとめ
子供の好きな曲を弾けるようにする
→ アニメやゲームの曲、知っているメロディなら弾きたい気持ちが湧く。
即興演奏を楽しむ時間を作る
→ 「自由に音を出してみよう!」と即興で遊べるようにすると、創造力も育つ。
親が一緒に弾く・聴く
→ 「パパ・ママも弾いてるし、私もやろうかな」と思いやすい。
自由に音を出せる時間を作る
「練習」ではなく、「好きに弾いていいよ!」という時間を設けると、創造的な演奏につながる。
プレッシャーを減らす工夫まとめ
練習を強制しない
→ 「練習しなさい!」は逆効果。ピアノ=義務になると嫌になりがち。
「上手に弾けた」より「音を楽しんでるね!」と声かけする
→ 成果ではなく過程を認めることで、純粋に楽しめる
弾かない日があっても気にしない
→ 「弾かなきゃいけない」と思わせないことで、自然と続く。
練習以外のサポート
発表会などは全て動画撮影
家族や友達に聴かせる場があると、目標ができる。
発表の場を作る:家族コンサートや、動画をおじいちゃんおばあちゃんに送るなど、
人前で弾く機会を作るとやる気アップ!
成長を記録する:動画を撮って後で見返すと、上達が実感しやすくなります。
コンサートごっこ、コンクールごっこを日々の練習に取り入れる。
レッスン後に出来る事
レッスンの内容を一緒に振り返る
レッスン後に「今日先生に何を習った?」と会話する習慣をつける。
「先生が言ってたこと、どうやって練習する?」と問いかけて、考える時間を作る。
モチベーションを上げる工夫
「間違えた!」よりも「ここ、すごくよくなったね!」という声かけ。
「今日のリズム、バッチリだったね!」など、できたことを具体的に伝える。
「このフレーズをスラスラ弾けるようになろう!」など、小さな目標を設定した、小さな成功体験を増やす。
「完璧」を求めすぎない
子供のピアノ練習まとめ
ピアノの練習は「やらなければならない」義務になりがちです。
しかし、楽しみながら続けることが上達への鍵となります。
まずは1日5分から始め、子供が自発的にピアノに向かう環境を作りましょう。
焦らず、子供のペースを大切にしながら、長く続けられる工夫を取り入れていきましょう。